アドラー心理学実践入門~「生・老・病・死」との向き合い方~

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著者紹介

岸見一郎(きしみ いちろう)
1956年京都生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学の研究をしている。奈良女子大学文学部非常勤講師(ギリシア語)、前田医院勤務などを経て、現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)、明治東洋医学院専門学校(教育心理学・臨床心理学)非常勤講師。日本アドラー心理学会顧問、日本アドラー心理学会認定カウンセラー。著書に「嫌われる勇気」「不幸の心理幸福の哲学」「アドラー人生を生き抜く心理学」等多数ある。

 

ドストエフスキーの「白痴」の中で、ムイシュキン公爵が死刑囚のエピソードを語る場面があります。死刑囚は、役所の形式主義を当てにして、計の執行は1週間先だろうと思ていたら、何かの事情で短縮し、ある朝の5時、まだ眠っている時に、看守に起こされました。

「どうしたんだ?」

「9時過ぎに系の執行だ」

書類はまだ1週間しないと出来なんじゃないか?と男は思いましたが、やがてスッカリ目が覚めると、争うのをやめて口をつぐんでしましました。

「それにしても、こんなに突然じゃ参るじゃないか‥‥」

著者も2006年に倒れて救急車で病院に運ばれ、病院で医者から「心筋梗塞です」と言われたとき、これと同じようなことを感じたそうです。九死に一生を得た著者は、「幸福とは何か」を常に意識し、死を見つめながら考えるようになりました。

そして、何もかも捨て、幸福について考察し、病気や死についても、私たちが日ごろ気付いていなくても、常に生の直下にあり、幸福について考えるとき、避けては通れない課題であるとし、他の人生の課題に直面するときと、同じ仕方で対処することを、この本で明らかにしています。

時空を超えてアドラーから多くのことを学べたことを、有り難く思っていますと語っています。著者自身が死に直面した体験から、病気や死に対して内面に潜む人の感情の動きを、どのように考えて行けばいいのかを教えてくれる一冊です。

中高年になると、病気や死について、自ずと身体に変化を伴うために、身をもって考え始めるようになります。

そして自分の生きる意味などを考え出しますよね。

考え方は人それぞれ、正解はないと思いますが、参考の一つにはなると思いますよ。

自分を見つめ直す時に、傍に置いておきたい一冊です。

 

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