
メンタルブロックの外し方
メンタルブロックとは、
人間が何かの行動等を起こす場合に「出来ない」「ダメだ」「無理だ」と否定的に考える思い込み、意識の壁、または抑止・制止する思考のことです。
人は無意識にメンタルブロックが掛かっていることがあります。
潜在意識レベルで掛かっていますから、自分では理解することが出来ません。
何かに挑戦したり、理想を叶えようとしても、上手く行かなかったり、自分で決意しても、無意識に壁が現れて行動が出来なくなるのです。
メンタルブロックは、殆どの人が幼少期に掛かっています。
例えば、子供の頃に友達と上手く会話が出来なかったり、バカにされたりしたことが潜在意識に刻まれ、大人なっても緊張がとけず人と上手くコミュニケーションが取れない人がいます。
また、子供の頃に親から兄弟を比較され続け、自分は兄より劣っていると潜在意識に刻まれてしまい、大人になっても常に他人との比較をしてしまう。
本人は全く気付いていないのです。
両親がいつもお金のことで喧嘩していた場合は、お金は汚い等の悪いイメージが、潜在意識に刻まれてしまい、お金を稼ぐことに対するマインドブロックが掛かってしまいます。
ここで自分をチェックしてみましょう。
何か新しい事をしようとした時、恐怖を感じたり不安になったり、または自分が弱点だと思っていることを紙に書き出してみてください。
例えば、「失敗したくない。」「挑戦が怖い。」「人に迷惑を掛けたくない。」等です。
次に、それを自分に許可を出すように言葉をひっくり返してみましょう。
「失敗してもいい。」「挑戦するのは怖くない。」「人に迷惑をかけてもいい。」
これを必ず口に出して、言葉にして言ってみてください。
心に何か引っ掛かるものがあったり、口に出して言えなかったり、何かしら心が揺さぶられるような感じがしたり、なんかドキドキしたりした場合、そのことが原因になってメンタルブロックが、掛かっている可能性が高いかも知れません。
メンタルブロックは自分ではなかなか外せません。自分以外の人に許可を出してもらう必要があります。出来れば親が良いのですが、実際親には頼みにくいですよね。
そんな場合は、友人に「君なら出来る」と言ってもらって許可を出してもらうのです。すると、スッとブロックが外れる時があります。
本人は凄く気にしていますが、自分が思っているほど、人は気にしていないことが、わかると急に気持ちが楽になるのです。
人は何かしらのメンタルブロックに掛かっていることが多いのですが、非常に勿体ないことです。
メンタルブロックを外せば、新しい自分に生まれ変わることが出来ます。
言葉で人生を激変させる
ナポレオン・ヒル博士の代表作「思考は現実化する」(きこ書房)
日本で読まれている成功哲学、自己開発の王道として君臨し続けています。
脳は重要だと思った情報しか取り入れません。脳のRASというフィルターが、必要なものしか取り入れないからです。
ですからネガティブなことしか考えていないと、ネガティブな情報が重要だと思い、その情報しか取り入れなくなります。
逆にポジティブに考えて、自分には出来ると思えば、出来るように働いてくれます。
重要なことは、「自分は出来るんだ」と脳に何度も繰り返し刷り込ませて行くことです。
私たちの多くは、幼少期に親の影響を大きく受けています。人は7~10歳までに、価値観が形成されるため、殆どの場合親の影響を受けることになります。
「親の様になりたい」と思っていると、脳がそのように働きますし、逆に「親の様になりたくない」と思っていると、ならないように脳が働いていきます。
意識して働くのではなく、幼少の頃に刷り込まれた潜在意識の記憶で脳が働くのです。
ですから、望む現状が違う場合は、自分が本当はどうなりたいのか?を目標設定(マインドセット)し、脳に刷り込ませていく必要があります。
脳に刷り込むときは、日頃より「自分には出来ない」と言うような、ネガティブな言葉で最後を終わらせず、肯定的な方向で最後の言葉を終わらせる習慣を身に着けてください。そうすれば、徐々にいい方向へ自然と変わっていきます。
心理学では「自己成就予言」が証明されています。
「自己成熟予言」とは、自分が予想した方向に向かっていくことで、個人が意識的または無意識的に、期待通りの結果が生じるような行動をとったため、期待通りの結果が出現する現象のことを言います。
「自分には出来ない」といつも思ったり、そういった行動をしていると、脳は出来ない理由を探します。逆に、出来るという言葉を発していると、脳は出来ることを探しだします。
「成功できる」「自分は達成できる」等、ポジティブな言葉をいつも発していると、脳が重要なことだと認識し、ポジティブな事を探し出します。
普段何気に発している言葉は、非常に大事なのです。
言葉の持っている力は重要です。
言葉の力で人生を好転させるには、まず学んで行動する。全てはそこから始まります。
ネガティブな思考を撃退する方法
ネガティブな感情は生きていれば誰でも感じます。
良いこともあれば、悪いこともあるのが人生です。
悪いことが起きたからと言って、いちいち落ち込んでいたのでは、生きていけない、渡っていけない、それが現実です。
しかし充分わかっていながら、心身ともにダウンしてしまうことがあります。
中でも孤独は危険です。孤独過ぎるのは良くありません。
孤独は、精神に深い傷を負わせ、物の見方を歪めて思考を混乱させます。
また、孤独は警告なしでやって来ます。奥さんに先立たれた夫などは、何もする気が起らず、後追い自殺するケースも少なくありません。
孤独は人の命も奪います。慢性的な孤独は、高血圧や免疫機能に影響を及ぼし、さまざまな病気にかかる原因となります。
孤独過ぎるのは、本当に良くないので注意してください。
脳をおかしくする精神的要因は「失敗すること」です。
世の中の8~9割の人が、一度の失敗経験から「自分は成功できない」と信じ込んでしまいます。
誰でも失敗すれば落ち込みますが、脳に失敗を刷り込んではいけません。
もしネガティブな状況に落ち込んだときは、悪いことや悪い状況を紙に書き出してみてください。そして書き出したものを客観的に見ましょう。
自分が書き出した内容を、まるで第3者が客観的に見ている様に見てください。すると平常心で自分を見ることが出来るようになります。
書き出した内容を見て、これは自分の中にある一つの(ネガティブ)感情が沸き上がっただけで、書き出した時に「もう克服した」とポジティブな思考へ切り替えてみましょう。
時間が少し経てば、冷静にそう考えられます。そして、その紙を捨ててください。
これで、あなたはネガティブな思考を克服出来ました。
是非この実践を役立てください。
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