「お金がなくても幸せになれますか?」
あなたはそう聞かれてどう答えますか?
多くの方は、お金なんて無くても幸せになれると答えるでしょう。
お金があると返って不幸になると思っている人もいるかも知れません。
確かにお金が無くても人は幸せになれると思います。
しかし、お金があっても幸せになることも出来ると思いませんか。
お金があると幸せになってはいけないのでしょうか?
私達はお金を稼ぐことが、悪いことをしているかのように昔から思い込まされてきました。
よくお金を持っている人に対して「大金を稼いでいるのは、きっとロクなことをしていないからだ」と疑念を抱いたりします。
テレビの時代劇等では、卸問屋と悪代官がお金で裏取引して悪事を企み、自然とお金に対する悪いイメージを抱かせました。
こうしたことを日常的に繰り返していくうちに、私達はお金に対してネガティブな感情を刷り込んでいたのです。
お金を稼ぐという行為に対して、心の奥底では良しとしておらず、お金があると幸せになれない。
だから、お金がなくても幸せだと思い込もうとしているのです。
社会の現実を直視しましょう
例えばお坊さんは、贅沢をせずに欲を絶って、日々質素な生活を積み上げて修行をしていると思っていませんか?
確かに、世の中にはそうした方もいるかも知れません。
しかし、少なくとも私の周辺では、そのようなお坊さんに出会ったことがありません。
毎日精進料理しか食べていないはずなのに、何故か結構太っている人もいます。
実はお坊さんって結構お金を持っている人が多くいます。
そう聞くと、お坊さんが何か悪いことをしているのでは?生臭坊主では?って思う人もいるでしょう。
でも、それが悪い事かの様に思うのも、また間違いだという事なのです。
お坊さんのように、悟りを開こうと日々修行をしている人であっても、お金は生きていくためには必要なのです。
お金を持つ人=悪い人という固定観念を取り払わなければなりません。
お金を崇拝し支配されてはいけませんが、お金は上手く使えば間違いなく生活を豊かにしてくれる道具・武器なのです。
お金は価値と価値との交換券でしかなく、価値があるのは、お金と交換できる物やサービスなどのです。
お坊さんがお金を持っているのは、それだけの価値を提供できるからなのです。
そうした現実をきちんと理解することが大切だと思います。
お金に関する名言
ゲーテ
財布が軽ければ心は重い
松下幸之助
自分の金、自分の仕事、自分の財産。
自分のものと言えば自分のものだけれど、これもやっぱり世の中から授かったもの。
世の中からの預かり物である。
フランシス・ベーコン
富を軽蔑する人間をあまり信ずるな。富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ。こういう人間がたまたま富を得ると、一番始末が悪い人間になる