モチベーションとは?
あなたが何かひとつの目標を立て習慣化していくと、その成果は何倍にも大きくなります。
例えば、ネットビジネスでよくあるのが、ブログを書いてお金を稼ごうという目標です。
そこでよく聞くお話しが、ブログを始めた頃は記事を書いてもなかなかアクセスが集まらず、殆どの人が途中で諦めて挫折していくのですが、継続さえすれば間違いなく誰でも稼げるようになるのに、実に勿体ないというお話しです。
これを正しく理解するには、幾つか注意点があります。
「誰でも継続すれば稼げるようになる」と聞くと、取りあえず記事を継続して書いておけば、誰でも稼げるようになると勘違いをする人が多いという事です。
確かに継続すれば、数十円若しくは数百円は稼げますので、あながち間違いでもありませんが、月収10万円以上を稼ぐという事になれば、普通に継続するだけでは難しいと思います。
では、どのように継続すれば良いでしょう?
それは、正しい方法で良質な記事を継続して書いていけば、必ず稼げるようになるという事です。
正しい方法や良質な記事の継続については、また別の記事として解説いたしますが、今回はもう一つとても重要なことをご説明します。
それはモチベーションです。
このモチベーションが弱いと情報に錯乱してしまい、色んなものに手を出してしまい、いわゆるノウハウコレクター等になってしまうのです。
では、モチベーションとは何でしょうか?
一般的にモチベーションが上がるとか、下がるとか言いますので、モチベーションを「気分」とか「やる気」にように思っている人は多いと思います。
「気分」や「やる気」は上がったり下がったりしますので、下がったときは「こんな日もある」と気楽に流して気持を切り替えれば良いのですが、モチベーションとは「やる気」ではありませんし、本来上がったり下がったりもしません。
なぜなら、モチベーションとは「動機であり、それをやる理由」のことを言うからです。
モチベーションが上がるとか下がると言うのは、正確には動機付けの意味合いが強くなるとか弱くなると言う意味なのです。
目標を立てても継続できない大きな理由は、このモチベーションがはっきりしていない場合、つまりモチベーションが弱い場合が多いのです。
ハッキリとした強いモチベーションを持つ
モチベーション(動機付け)がハッキリしていないと、途中で直ぐに「まぁいいか!」となってしまい挫折して投げ出してしまいます。
例えば、毎日借金の返済を迫られ、生活が苦しく家族からも批判されているとします。
そのような場合には、新しいビジネスを始めて半年後には月収50万円稼いで、借金を1年で返して、家族からも尊敬される様になると言うような具体的で強固な動機が必要となります。
このモチベーションが弱いと、行動の継続が難しくなります。
仮に一時的に稼げたとしても、その事に満足してしまい、その後の継続が出来ない人が結構多くいるのです。
ですから何が何でも目標を達成させると言う、強いモチベーションが重要です。
人は食べて性欲を満たせて眠れれば、基本的な本能を満たすことが出来ますが、人間としてのオリジナリティを出したい高度な欲求については、重力に逆らうような大変な圧力のかかる作業が必要になります。
ですから、目標を達成するという欲求については、その圧力に耐えることが出来るだけの2つのモチベーションをはっきりさせる必要があります。
それは次のモチベーションです。
①得られる価値について
②恐怖のシナリオ
これらについて、きちんと自分の中でシナリオを作り、常にイメージしておくことが重要です。
例えば禁煙をする目標を立てたとします。
禁煙で得られる価値については、以下のことが挙げられます。
- 肺がんのリスクを下げ健康になる
- 医療費が安く出来る
- ヤニが付かなくなり口臭が無くなる
- ご飯が美味しくなる
- 煙草代金が節約できる
- 節約した代金を自己投資に回せる
- その他
これらの価値をはっきり定めて理解していないと、途中で気持がぶれて諦めたりしてしまいます。
次が禁煙できなかった場合の恐怖のシナリオです。
- 白い目で見られる
- 1日1箱吸う×500円/箱×30日×12ケ月=18万円/年間の損失
- タバコで口臭が酷くなる
- 歯が不健康になる
- 病気になりやすくなる
- 肺気腫肺がんで最悪死に至る
このように、気持ちをぶれないようにするためにも、その時に起こる恐怖のシナリオも定めておく必要があります。
そして、この2つのモチベーションを明らかにして、心にしっかりと動機付けをしておくことが重要になってくるのです。
モチベーションを持った後のアクション
あなたが、もし人生に何か問題を抱え、その解決に向けて行動を起こしたいのであれば、先に述べたハッキリとした強いモチベーションの設定はとても重要になります。
モチベーションとは、ある意味で人生の目的、自分の使命を見極めることだとも言えます。
その人生における使命を達成するために、自分のスタイルを選ぶ必要があります。
前述したように、このモチベーションが弱いと、稼ぐことが出来ないのです。
もし、あなたが新しいビジネスに挑戦して稼げていないのであれば、このモチベーションをじっくり考える必要があります。
モチベーションが定まって初めて、次のステップに移れます。
それが会社員を続けるか?起業して独立するか?を比較してみることです。
例えば会社員でよくあるネガティブ要素に、就職即解雇されたとか、満員電車で通勤を余儀なくされるとか、嫌な上司からパワハラを受ける等の問題があります。
これら問題がもたらすのは、強烈なストレスであり、そしてストレスが原因で家族との仲が悪くなり、その結果離婚の危機に直面したりします。
ストレスが原因で病気になったりして中高年で会社を辞めると、再就職が更に困難になります。
次に起業した場合に、明らかに改善されると思う点を拾い出してみましょう。
起業して成功することが出来れば、経済的に富裕になります。
それに伴い時間的な自由を手に入れることが出来、満足感を高めることができ、気持にゆとりも生まれ、家族とも仲良く過ごせ幸せな家庭を築けます。
こうように聞くと起業するほうが遥かに幸せになれるように聞こえますが、しかし、起業して必ず成功するとは限りませんし、起業家には何も保証はありませんので、病気で休めば収入も減りますし、その当たりは本人次第と言えますから、ハイリターン&ハイリスクとなるわけです。
反対に会社員が全てネガティブな事ばかりが起こるとは限りませんし、むしろ会社員で一生過ごせるのであれば、その方が遥かにリターンは少なくても、リスクも少なくて済みます。
一つの可能性として言えるのは、会社員では稼ぐ意味での大きな成功は望めませんが、起業して独立すれば一月で年収を超える可能性もあるという事です。
何が言いたいのかと言うと、会社員が良いとか起業が良いとかの選択ではなく、要は、自分の使命を果たすための手段としては、どちらがベストかという選択をしなければならないという事です。
その為には現在の社会情勢を鑑みる必要もあります。
一昔前までの会社員は、終身雇用制度が確立され退職まで勤め上げれば、定年後は退職金と年金で悠悠自適な生活が送れるというシナリオを描けていました。
しかし、そのようなシナリオは今は崩れ去り、一部上場の大企業と言えども、数千人単位のリストラを慣行したりと、これから先は何も保証されない時代へと変わっています。
戦後の混乱を駆け抜けて必至で積み上げて来た日本経済は、グローバル化の波にのまれて破綻するとも言われています。
これは別の角度から見ると、元に戻るという見方も出来ます。
これまでの経済成長がむしろ異常だったと言えるからです。
確かに言われてみれば、日本はほんの数百年前まで、殆どの人が田んぼでお米を作ったり、海で魚を取ったり、山で木を切って生活していたというのが、ごく一般的な暮らし方でした。
それが僅か数十年でこれまで成長した方が、ある意味異常だったのかも知れません。
いずれにせよ、今後益々経済の動向は急速に変わっていきます。
これから先の生活をどのように選択をするかは、皆さんの自由ではありますが、政府もここに来て正社員の副業を推奨する動きも活発化し、遂に自分たちの生活を会社が保証してくれる時代が終わりつつあることを静かに伝えています。
こうした時代に向けてモチベーションをはっきりさせて、行動を積み上げることが大変重要になってくると最近強く感じています。
個人的には、中高年向けに思うのは、大きなリスクを避け副業から開始して、ある程度軌道に乗った状態で、独立を目指す方法をオススメしたいと思います。
あなたに相応しいゴールを目指していきましょう。
最後までお読みくださいまして、感謝申し上げます。